「中学生講話・SORAさん」
現役中学生。いま不登校。でも自分らしく生きている!
ダンスレッスン~MAKOSSA PE先生~の助手/カメラマンとして、毎月オルタナに来所される中学生のSORAさん。
今日は「中学生講話」と題し、自分について語ってもらいました。
中1の時に「いじめ」に遭い、友は離れていった。不登校になり、夜更かししては街を歩き回る生活に。
母親は「学校へ行きなさい」。
でも、
「オレはこうしたい」「幸せは人それぞれ」
と持論を話し、唯一好きだったカメラで個性的な写真を撮り始める。
やがて母親の知り合いだったPE先生に誘われ、ダンスの写真を撮ったりDJを体験するように。
「音楽もどんどん好きになった」。
今は作曲に挑戦している。
洋服も好き。インスタグラムでつながった同じ不登校の仲間と一緒に、Tシャツやパーカーをデザインして販売。
大好きなユーフォーキャッチャーで、高額の商品をゲットして転売することもある。
そのために、クラウドファンドや貯金を使いネットショップを起業した。
世の中の人たちに言いたい。
「学校に行かなくても社長になれる!」
不登校の子たちにも言いたい。
「どんな生活をしていても、立ち直る方法はある」「僕はどっぷり浸かる前に立ち直れた」
自分の世界が広がったのは「様々な人との出会い」があったから。
人生の分かれ道は、「節目」というより「人との出会いで突然来る」。
お金を稼いだら母親に恩返しがしたいと思っている。美味しい食べ物。旅行も連れていきたい。
今は好きなことやしたいことがいっぱいで、いろいろなことに挑戦したい。
傍らで見守るPE先生の眼差しも印象的でした。
(何から話すか悩むSORAさんに)「言いたいこと言えば?」「言い尽くしたら教えて」。
講話の最後には、
「世の中には悪い人もいる。しかし彼(SORAさん)はこれまでお母さんにしっかり愛され、人を大事にする心も育っている。それが危ない人に気づく力になっているのでは」と。
確実な方法をアドバイスしたこともあったが、
「若いから”自分らしさ”を大事にしていいのかも」「俺が言ってもSORAはすぐ忘れるしね」「俺の時間がムダだからやめた」…
目は優しく笑っている。そばにいて見守りつつ、自由にはばたかせてくれる。
(支援者としてよい手本を見せていただいた思いでした)
話を聞いたメンバー達からは
「(SORAさんが)よい大人と出会ってよかった」
「自分に責任が取れてすごい」
「逃げるは恥じゃない」
など、温かい言葉が出ていました。
来所されるときは、誰に対しても丁寧なあいさつをしてくれるSORAさん。これからも応援していきますよ✨
本日は貴重なお時間をありがとうございました!
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